ご案内
令和7年 乙巳(きのと・み)
新年、あけましておめでとうございます。
当山境内からは、今年も初の御来光を仰ぐことができました。
太陽の光は地球上の万物に生命力を与え、世界中の信仰において神や仏と崇められています。
日本においても、太陽は総氏神である「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」とされ、当山の御神殿を始め個人宅の神棚においても御来光が入るよう東から南に向けて祀ることが基本とされております。
御加護によって一年の始まりを迎えることを謹んで寿ぐ次第です。
さて、昨年は良いことも悪いことも大きく振れる甲辰(きのえ・たつ)の年となりました。
元日の能登地震、正月2日の羽田の飛行機事故、イスラエルの攻撃によるガザの犠牲は2万5千人。
日本の衆院選は裏金、米国の大統領選は銃撃されながらトランプ氏の再登板。
フランスと韓国は大統領制そのものが崩壊寸前です。
一方で、大リーグ大谷選手やパリ五輪が世界を沸かせる年となりました。
年が明けて、令和7年は乙巳(きのと・み)の年。
乙も巳も成長を表すものながら、ただまっすぐに伸びるのではなく、くねりながら、蛇のような柔軟な動きが必要となります。
これまでの概念や正攻法では切り抜けられません。
また、世の中の大きな動きに自分自身も他人事ではいられなくなる年でもあり、過去には戦争の開始集結、大飢饉、平家の滅亡など大きな社会の変化がありました。
安泰が当たり前ではありません。
今年も大元大御神様の御加護の下、一年が無事で良き年となりますよう努めてまいりましょう。
本年もよろしくお願い申し上げます。