ご案内
春の彼岸供養(3月17日~23日)
春のお彼岸を迎え、3月17日~23日までの1週間、当山大師堂では連日ご先祖様の霊魂などを供養しています。
今日の中日には、最も多くの読経にて9時から12時まで3時間に渡り供養が行われました。
春分の日、秋分の日を中日とする各一週間のお彼岸は、陽が真東から昇り真西に沈み昼と夜の時間が等しくなることから、仏教では西の彼方にあるとされる極楽浄土と東のこの世の距離が最も近づくと考えられ、ご先祖様などの霊は人の世界からの供養を心待ちにしていると考えられています。
亡くなった霊魂にとって霊界を進んでいくために必要な供養でなる1周忌や3回忌などの年忌法要だけでは足りない。それが多くの霊の本音であり、そこには私たち子孫の人生や繁栄を左右するとても大切な役割が存在します。
全ての霊を極楽浄土へ、皆様方のご先祖様や関わりのある霊魂を、当山からも供養しています。
供養についてはこちらから
令和6年 立春
2月4日、今年も立春を迎えました。
暦の上では大晦日にあたる2月3日は毎月3日の月次祭(つきなみさい)に続いて節分祭(厄祓祈祷)を斎行。厄年や還暦以降の長寿の方々一人ひとりに大元大御神様が宿られる大金幣にて祓いが行われました。
同じ時間、祈祷所では五檠神(ごけいじん)祭が斎行されました。
季節が変わる年に4回の節分の中でも最も寒く体調を崩しやすい立春前の節分に、心身を悩ます病からの守護を祈願する祭礼です。
五檠神とは、風邪、はしか、ほうそうや疫病から救ってくださる神々様の総称。節分から立春の朝まで来山いただきます。
新たな運気に変わる立春。新型コロナウイルスも第10波が危惧される昨今ですので、お守りいただきながら日々を過ごしてまいりましょう。
1月21日 大寒・初大師
暦の上では「大寒」。節分まで最も寒い時期となりました。
2月4日の立春を前に、神道では禊として海で身を浄めたり仏教では滝行を行うなどの寒行が行われます。
そうした自身への戒めが穢れを祓い功徳となると考えられているからです。
当山大師堂では、寒中の1月21日の初大師から毎月21日、弘法大師の御縁日祭・因縁祭を執り行っています。
ご先祖様や自分の前世の霊、それらが苦しめてしまった霊をご本尊様に導いていただけるようお大師様に願い、取り次いでいただく月に一回の供養です。
治らない病気や解決しない問題には、そうした根深い霊障があるかも知れません。
関わっている霊を導くことにより、現世の悩みや苦しみの根源を少しずつ解決しています。
令和6年 きのえ・たつ年
新年、明けましておめでとうございます。
大晦日は雨風の荒れた天候でしたが、当山からはとても強い御来光を仰ぐことができました。
年が変わり、干支は甲辰(きのえ・たつ)となりました。
甲は十干の始まり。甲羅のように固く閉ざして何かから守ることもあれば、
固い殻を破って外に出ていく場面もあるかも知れません。初めの一歩には忍耐が求められます。
十二支は辰。十二支の中で唯一想像上の生物のため、その素性は掴み切れません。
天に昇るのか地を這うのか、縦横無尽にうねる習性に一喜一憂することが見込まれます。
良いことも悪いことも大きく振れる甲辰の年。肝心なことは、そのような中で何を始め突き進めて行くのか。
昨年の暮れには政界の裏金疑惑、元日は大きな地震と津波に脅かされています。
動乱の中にあっても物事を見極めて一歩一歩進む力を培う時。
今年も神仏にお導きを祈りながら、大難を小難に、良いことが勝っていくよう精進してまいりましょう。
本年も宜しくお願い申し上げます。