ご案内
1月21日 大寒・初大師
暦の上では「大寒」。節分まで最も寒い時期となりました。
2月4日の立春を前に、神道では禊として海で身を浄めたり仏教では滝行を行うなどの寒行が行われます。
そうした自身への戒めが穢れを祓い功徳となると考えられているからです。
当山大師堂では、寒中の1月21日の初大師から毎月21日、弘法大師の御縁日祭・因縁祭を執り行っています。
ご先祖様や自分の前世の霊、それらが苦しめてしまった霊をご本尊様に導いていただけるようお大師様に願い、取り次いでいただく月に一回の供養です。
治らない病気や解決しない問題には、そうした根深い霊障があるかも知れません。
関わっている霊を導くことにより、現世の悩みや苦しみの根源を少しずつ解決しています。
令和6年 きのえ・たつ年
新年、明けましておめでとうございます。
大晦日は雨風の荒れた天候でしたが、当山からはとても強い御来光を仰ぐことができました。
年が変わり、干支は甲辰(きのえ・たつ)となりました。
甲は十干の始まり。甲羅のように固く閉ざして何かから守ることもあれば、
固い殻を破って外に出ていく場面もあるかも知れません。初めの一歩には忍耐が求められます。
十二支は辰。十二支の中で唯一想像上の生物のため、その素性は掴み切れません。
天に昇るのか地を這うのか、縦横無尽にうねる習性に一喜一憂することが見込まれます。
良いことも悪いことも大きく振れる甲辰の年。肝心なことは、そのような中で何を始め突き進めて行くのか。
昨年の暮れには政界の裏金疑惑、元日は大きな地震と津波に脅かされています。
動乱の中にあっても物事を見極めて一歩一歩進む力を培う時。
今年も神仏にお導きを祈りながら、大難を小難に、良いことが勝っていくよう精進してまいりましょう。
本年も宜しくお願い申し上げます。