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令和6年 きのえ・たつ年

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新年、明けましておめでとうございます。

大晦日は雨風の荒れた天候でしたが、当山からはとても強い御来光を仰ぐことができました。

 

年が変わり、干支は甲辰(きのえ・たつ)となりました。

甲は十干の始まり。甲羅のように固く閉ざして何かから守ることもあれば、

固い殻を破って外に出ていく場面もあるかも知れません。初めの一歩には忍耐が求められます。

 

十二支は辰。十二支の中で唯一想像上の生物のため、その素性は掴み切れません。

天に昇るのか地を這うのか、縦横無尽にうねる習性に一喜一憂することが見込まれます。

 

良いことも悪いことも大きく振れる甲辰の年。肝心なことは、そのような中で何を始め突き進めて行くのか。

 

昨年の暮れには政界の裏金疑惑、元日は大きな地震と津波に脅かされています。

動乱の中にあっても物事を見極めて一歩一歩進む力を培う時。

今年も神仏にお導きを祈りながら、大難を小難に、良いことが勝っていくよう精進してまいりましょう。

 

本年も宜しくお願い申し上げます。