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お盆供養について
お盆とは、仏教が生まれたインドでは「ウラバンナ」、日本では盂蘭盆会(うらぼんえ)と言い、その意味は「逆さ吊り」を指します。
亡くなった人全てがそのまま「逆さ吊り」ではありませんが、そう表現されるほど死後は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの道に進むとされており、辛く厳しい世界の方が多いのです。故人が楽になっていく為に、1周期、3回忌、7回忌…される方は100回忌まででも法事を行い仏様にお願いをする訳ですが、修羅以下の地獄で苦しんでいる場合には法事の供養まで「待てない」「足りない」ことは想像に難くありません。
供養というとご先祖様に果物などをお供え…と考えますが、例えば餓鬼道に落ちた霊にお供えをしても、口にしようとすると炎に変わり食べることができないと言われます。
お釈迦様の弟子「目蓮」と餓鬼道の母
供養の中身は功徳。お供えも読経も、菩提寺や仏壇、崇敬する寺院のご本尊などの仏様に捧げるとともに人様にも善行を施すことが必要で、これらの功徳を仏様が受け取って初めてご先祖様は導かれ楽になって行きます。そしてご先祖様の状態は子孫にも影響を及ぼすことから、家の繁栄の面からも家族・親族揃って行われてきました。
供養そのものに決められた時期はありませんが、描かれているように、かつてお釈迦様の弟子の目蓮が死後苦しんでいる母の状態を知り、僧たちに供養として飲食物を施した日が7月15日だったこと、地獄の鬼が1月15日と7月15日に休みをもらっていて、その時に霊が逃げないように釜の蓋を閉めるとも開けるとも。旧暦から新暦への月ずれや日本の7月15日は農業が忙しい時期だったなどにより「お盆」は地域によって時期が異なっています。
また、春秋の彼岸供養は、「あの世は西・この世は東」との云われから、陽が昇る東から沈む西までの距離が最も短い「春分・秋分」に、供養があの世に届きやすい日として行うものです。
お盆もお彼岸もいつであれ、霊にとっては「供養してもらえる機会」と心待ちの時であると言えます。
令和6年 お盆供養日程(大師堂)
8/12(月) 17:00 迎え火・入り供養
8/13(火) 9:30 お盆供養
8/14(水) 9:30 お盆供養
8/15(木) 9:30 お盆供養
8/16(金) 9:30 結願供養・送り火
【受付終了】お盆供養のお申し込み
上記期間中、当山大師堂の祭壇にお申し込みの塔婆を立て、供物・読経により供養。灯籠は供養の際に各霊を灯します。
・お盆供養料 3,000円
・塔婆(とうば) 150円(1枚以上)
・灯籠(とうろう) 500円(ご希望により)
[お申込み例]
◯◯家先祖供養・因縁供養・前世の因縁供養の場合
お盆供養料3,000円+塔婆150円×3 となります
・お申し込みには宗教宗派を問いません。
・先祖供養は「◯◯家先祖代々六親九族有縁無縁の精霊供養」
・因縁供養は「◯◯家の先祖に因む一切の因縁霊供養」
・前世の因縁供養は「◯◯◯◯に因む一切の因縁霊供養」
・俗名での供養も可能です
・この他の霊供養も受け付けております
・供養期間中の参拝者に昼食を施す昼食供養も受け付けております
・ご相談、お申し込みは社務所までご連絡ください
※六親九族とは功徳が及ぶ、高祖、曽祖(そうそ)、祖父、父、自分、子、孫、曽孫、玄孫の9代を指します
※ここでの因縁とは前世・先祖などの所業により苦しむ霊魂(因縁の未解決は今世の身に影響を及ぼす為供養が望まれます)
上記お盆供養の他、日々供養する「日々塔婆供養」、毎月21日の因縁祭での供養も受け付けております。