ご案内
当山は御降臨の地、神仏が習合する聖地です
当神社は尾道・向島(むかいしま)の岩屋山頂にあります。
岩屋山には古代信仰の伝承や巨石群があり、尾道三山と呼ばれる真言宗の名寺、千光寺、西国寺、浄土寺が、瀬戸内海・尾道水道を挟み岩屋山の方角に向けて造営されていると言われています。
真言宗の開祖は空海こと弘法大師。当神社の道祖(開祖)国安普明光(「光」正しくは光へんに美)が、弘法大師ゆかりの四国霊場で不治の病から一命を授かったこと、厳しい修行によって人々が最も速く救われるには神仏ともに不可欠と覚ったことから、当神社は開山時より大師堂を設け、神道はもとより弘法大師を始め諸仏を祀る神仏両部信仰を旨としております。
当神社は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を始めとする五柱の大神様が一体となった大元大御神(オオモトオオミカミ)が岩屋山頂に御降臨されたことに発祥することから、古代、天照大御神の孫神 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が御降臨された宮崎・高千穂になぞらえ、後に「第二の高千穂」と呼ばれるようになりました。
大元大御神を中心に、神仏が習合する霊験あらたかな聖地として受け継がれています。
※現在、岩屋巨石周辺の登山道は土砂崩れのため閉鎖されていますので、お越しになる前に情報をご確認ください。当神社参道から巨石群に通じる登山道もご注意ください。当神社から尾道市街の景色は見ることができます。
令和3年 かのとうし年
謹んで、新年のご祝辞を申し上げます。
「かのえね」の昨年は、これまでの考え方ややり方が通用しなくなり、変化を遂げられればねずみのように繁栄するという年回りでした。
新型コロナウイルスという未知の脅威によってそれがなされるとは誰もが想像しなかったと思います。
本年は「かのとうし」。昨年通用しなくなったことはいよいよ終わり、新たな命がまさに産まれるかという場面に掛かります。
突っ走る猪でもなく足の速いねずみでもなく、一歩一歩進むうしの年。か弱い小さな命であれば慎重の上にも慎重に進めていく必要がありそうです。
時代は変わるもの。流れの方向を見極めながら、丁寧に、でも大胆に変わって行きましょう。
本年もよろしくお願い申し上げます。